主婦が勉強を習慣化するには?続かない原因と仕組みで続ける実践的な方法

主婦が勉強を習慣化したいと思っても、なかなか続かないのは「意志が弱いから」ではありません。実は、続かない本当の理由は「仕組み」にあります。

家事や育児で忙しい主婦にとって、勉強時間を確保するだけでも大変なのに、毎日のモチベーションを保つのはさらに難しいですよね。でも、適切な仕組みさえ作れば、意志の力に頼らなくても自然と勉強を続けられるようになります。

この記事では、ジェームズ・クリアーの『複利で伸びる1つの習慣』を参考に、主婦が実践できる勉強の習慣化のコツを紹介します。

「習慣化=仕組み」という考え方をベースに、忙しい毎日の中でも無理なく勉強を続けられる具体的な方法をお伝えしていきます。

目次

主婦の勉強が続かないのは意志の問題ではない

STUDY・勉強

「今度こそ続けよう」と決めたのに、また三日坊主。そんな自分にがっかりしていませんか?

私も何度も同じ経験をしてきました。「私は意志が弱いから」「根性がないから」と自分を責めていました。でも、勉強が続かないのは、実は性格や意志の強さとは関係なかったんです。

続かない本当の理由は「仕組み」にありました。適切な仕組みさえ作れば、意志の力や毎日のやる気に頼らなくても、自然と勉強を続けられるようになります。

ジェームズ・クリアーの『複利で伸びる1つの習慣』を読んで、習慣化に必要なのは意志の強さではなく正しい仕組みだと知りました。この記事では、私が実践している具体的な方法を紹介します。

勉強を習慣にできない理由

勉強が続かないのは、仕組みが間違っているからです。

「毎日2時間勉強する」と決めても、家事や育児で予定通りにいかない日ばかり。子どもが急に熱を出したり、夫の帰りが遅くなったり。主婦の生活は予定外のことだらけです。

また、勉強する場所が決まっていなかったり、テキストがすぐに取り出せなかったりすると、勉強を始めるまでの準備が壁になります。リビングで勉強しようと思っても、まずは片付けから…これでは続きません。

さらに、毎日「今日こそ頑張ろう」と気持ちを奮い立たせるのも疲れます。やる気やモチベーションに頼る方法は、長続きしません。

三日坊主になるのは性格ではなく環境のせい

「また三日坊主になってしまった」と落ち込む必要はありません。それは性格の問題ではなく、環境が整っていないだけです。

人間の脳には、変化を嫌って現状を維持しようとする性質(ホメオスタシス)があります。新しいことを始めるときに抵抗を感じるのは、誰にでも起こること。意志の強さとは関係ありません。

環境が整っていないとは、具体的にはこんな状態です。

・勉強する場所が決まっていない
・スマホやテレビなど誘惑が多い
・教材を取り出すのが面倒
・「毎日1時間」など目標が高すぎる

自制心が強そうな人は、実は自制心を使わなくていい環境を作っているだけ。環境さえ整えば、誰でも習慣化できます。

勉強を習慣化したい主婦に必要なのは「仕組み」

成長曲線

勉強を続けるために必要なのは、強い意志でも高いモチベーションでもありません。必要なのは「仕組み」です。

「毎日頑張ろう」と気持ちを奮い立たせたり、「今日はやる気が出ないな」と自分と戦ったりする必要はありません。

適切な仕組みさえ作れば、努力や根性に頼らずとも、自然と勉強を続けられるようになります。

ここでは、科学的な根拠に基づいた習慣化の考え方を紹介します。仕組みを理解すれば、勉強だけでなく、運動やダイエットなど他の習慣化にも応用できますよ。

『複利で伸びる1つの習慣』が教える考え方

ジェームズ・クリアーの『複利で伸びる1つの習慣』では、習慣化に必要なのは目標ではなく仕組みだと説明されています。

多くの人は「資格に合格する」という目標を立てますが、成功する人も失敗する人も同じ目標を掲げています。違いは、目標ではなく仕組みにあります。

習慣は4つのステップで成り立っています。

  1. きっかけ(何かを見る、聞く)
  2. 欲求(やりたいと思う)
  3. 反応(実際に行動する)
  4. 報酬(満足感を得る)

このステップを理解して、それぞれを調整すれば、習慣は自然と身につきます。意志の力で無理やり続けるのではなく、続けやすい仕組みを作ることが大切です。

※参考:『複利で伸びる1つの習慣』(パンローリング出版)

目標よりも仕組みを整えた方がうまくいく理由

目標を立てても習慣化できないのには、3つの理由があります。

まず、目標だけでは行動が変わらないこと。「痩せたい」と思っても、食事や運動の習慣が変わらなければ体重は減りません。勉強も同じです。

次に、目標を達成してもすぐ元に戻ること。ダイエットで目標体重に達しても、生活習慣が変わっていなければリバウンドします。

最後に、目標は「達成するまで幸せになれない」という考えを生むこと。でも仕組みに集中すれば、毎日の積み重ね自体が充実感につながります。

だから「資格を取る」という目標よりも、「毎朝コーヒーを飲んだら15分勉強する」という仕組みを作る方が、確実に続きます。

主婦が勉強を続けられるようになる具体的な方法

ここからは、主婦でも実践できる具体的な方法を紹介します。どれも今日から始められるものばかりです。

『複利で伸びる1つの習慣』で紹介されている科学的な方法を、主婦の生活に合わせてアレンジしています。全部を一度に取り入れる必要はありません。まずは1つか2つ、やりやすいものから試してみてください。

これらの方法を実践すれば、「続けよう」と意識しなくても、自然と勉強する自分になれますよ。

勉強を続けるためのコツ
  1. 勉強する時間と場所を決めて固定する
  2. 家事や生活の流れに勉強を組み込む
  3. 勉強のハードルを極限まで下げる
  4. 自然と机に向かえる状態を作る
  5. 達成感を感じられる仕掛けを用意する
  6. 記録をつけて勉強を習慣として定着させる

勉強する時間と場所を決めて固定する

習慣化の第一歩は、「いつ・どこで・何をするか」をはっきり決めること。

例えば、「朝7時に、ダイニングテーブルで、テキストを読む」と決めるなど。

このように具体的に決めておくと、脳が「この時間・この場所=勉強」と覚えてくれます。実際、何度も繰り返すうちに、その時間になると自然と勉強モードに入れるようになっていきます。

時間と場所がバラバラだと、毎回「今日はいつやろうかな」「どこでやろうかな」と考える必要があって、それだけで疲れてしまいますよね。迷わずに済むように、あらかじめルールを決めておくと続けやすくなります。

家事や生活の流れに勉強を組み込む

すでに習慣になっていることに、新しい習慣をくっつけると続けやすくなります。これを「習慣の積み上げ」といいます。

  • 朝食の片付けが終わったら、すぐに机に座って勉強する
  • お風呂から上がったら、ドライヤーをしながら音声学習を聞く

このように、すでに毎日やっていることを「きっかけ」にすることで、新しい行動を自然な流れで始められます。「今日は何時にやろうかな」と考える必要がなくなるので、続けやすくなりました。

勉強のハードルを極限まで下げる(2分ルール)

習慣化で一番大事なのは、「毎日続けること」です。最初から完璧を目指す必要はありません。

『複利で伸びる1つの習慣』で紹介されている「2分ルール」というのがあって、新しい習慣を2分以内でできることに縮小するというもの。

例えば次のようなもの。

30分勉強する→テキストを1ページ読む
問題集を解く→問題集を開く
英語を勉強する→単語を3つ見る

私も忙しい日はこれを実践していて、1ページだけと思うと気持ちが楽になります。どんなに疲れていても、1ページ読むことならできますよね。

大切なのは、毎日続けることで脳に「これは毎日やること」と覚えさせること。量は少なくても、続けることで習慣として定着します。余裕がある日は、始めたついでにもう少し続ければいいだけです。

自然と机に向かえる状態を作る

習慣化には、環境づくりが重要だと言われています。意志の力に頼るのではなく、自然と勉強したくなる環境を作るということ。

私は以下のような工夫をしています。

・勉強道具を取り出しやすい場所に置く
・机の上は勉強道具だけにする
・スマホは別の部屋に置く

逆に、勉強を邪魔するものは遠ざけています。スマホが目に入ると、つい見てしまいますよね。だから別の部屋に置くか、引き出しにしまうようにしています。

「勉強しよう」と思ったときに、すぐに始められる状態にしておくことが大切。探したり、片付けたりする手間があると、それだけでやる気が削がれてしまいます。

達成感を感じられる仕掛けを用意する

人は成長や達成を実感できると、続けやすくなるそうです。そのための仕掛けを用意するのも効果的。

簡単なのは、勉強した後にすぐ報酬を得られるようにすること。

  • 15分勉強したら、好きなお茶を飲む
  • 朝の勉強が終わったら、好きな音楽を聴く

小さなご褒美でいいので、「勉強=いいことがある」と脳に覚えさせましょう。すると、勉強すること自体が楽しみになってきます。

また、すでにやりたいことと組み合わせるのも効果的です。「好きなカフェで勉強する」「お気に入りの文房具を使う」など、楽しみとセットにすると続けやすくなります。

記録をつけて勉強を習慣として定着させる

勉強を記録することで、習慣化が進むと言われています。記録は、自分の成長を可視化してくれる強力なツールです。

私が実践している記録方法は、

・カレンダーに○をつける
・手帳に「勉強した」と書く

シンプルですが、カレンダーに○が並んでいくのを見ると、今日も続けようという気持ちになります。これを「連続記録を破りたくない」という心理といって、習慣化にはとても効果的です。

また、記録を見返すと「もう2週間も続いている」「先月より勉強時間が増えた」と成長を実感できます。この達成感が、さらに続けるモチベーションになります。

勉強が習慣になるまでの現実的な目安

「習慣になるまで、どれくらいかかるの?」これは誰もが気になるポイントですよね。

よく、21日で習慣になると言われますが、実際はもう少し時間がかかります。ここでは、習慣化までの現実的な期間と、それぞれの時期に意識すべきポイントを紹介します。

期間の目安を知っておくと、まだ習慣になっていないと焦らずに済みます。今どの段階にいるのかを理解して、無理なく続けていきましょう。

最初の3週間が一番つらい

習慣化の第一の壁は3週間。

最初の3週間は、脳がまだ新しい行動に慣れていないので、どうしても抵抗を感じます。「面倒くさい」「やりたくない」と思うのは当たり前です。

この時期を乗り越えるコツは、とにかくハードルを下げること。「2分ルール」を使って、どんなに小さくてもいいので毎日続けるのがポイント。1ページでも、1問でも、やらなかった日を作らないことが大切です。

脳に「これは毎日やること」と覚えさせる期間だと思って、量より継続を優先するといいようです。

3ヶ月続くと生活の一部になる

3週間を過ぎると、だいぶ楽になってきます。でも、習慣として完全に定着するには3ヶ月かかると言われています。

3ヶ月続けると、その行動が生活の一部になります。「歯磨きをしないと気持ち悪い」のと同じように、「勉強しないと何か物足りない」という感覚になってきます。

ここまでくれば、もう意志の力は必要ありません。自然と勉強する自分になっています。

ただし、3週間を過ぎてからは、たまに1日できない日があっても大丈夫。大切なのは、2日連続でサボらないこと。1日休んでも、翌日には必ず再開すれば習慣は途切れないそうです。

まとめ|勉強は意志ではなく仕組みで続く

勉強が続かないのは、あなたの意志が弱いからではありません。仕組みが整っていないだけです。

・時間と場所を固定する
・すでにある習慣に組み込む
・2分ルールでハードルを下げる
・環境を整える
・すぐに報酬を得られるようにする
・記録をつける

これらの仕組みを作れば、努力や根性に頼らなくても、自然と勉強を続けられるようになります。

最初の3週間は大変かもしれませんが、小さく始めて毎日続けることを意識してください。3ヶ月後には、勉強が生活の一部になっているはずです。

「今度こそ習慣化したい」と思っているなら、今日から仕組み作りを始めてみませんか。

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